No.3 試走での犬との出会い

この冬、あたしはどこに行っても犬に出会う。ということがわかった。

2年生の冬に、興居島で駅伝があった。

駅伝というのは、1人1600Mくらいを走る、リレーのこと。

陸上部は、駅伝の前の前の週ごろから、試走に行きだした。
試走というのは、試しに走ること。まあ、そのままだな、うん。
そして、駅伝の前の週の日曜日。先生が、行くかどうか迷っていた。
私が走れるか不安だったから、行きたい行きたいとダダをこね、行くことになった。

ちょうどついて、1人1人自分の区にわかれ、走っていた。
あたしは4区だったような・・・気がする。
最後に1本ってトキに、先生が車でタイムを計ってくれていた。
あたしがちょうど疲れてきたトキ・・・タッタッタ・・・ん??この音は・・・
そう、犬がどこからかあたしの後ろをついてきていた!!

もう、怖くて怖くて・・・
先生は車の窓から顔を出して、笑いながら、
「大丈夫、大丈夫」
って言うし。

そのトキの自分の顔を想像すると、ちょっと恥ずかしい。
実際どんな顔をしていたのかはわかんないけど・・・・・・
まあ、誰にも見られなかったコトだし。タイムも良かったし。
良しとするか。

んん??駅伝の結果はどうだったか。だって??
ギリギリ賞状をもらえる順位に入れなかったよ。

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